· 

第3回 神社巡り==名古屋市名東区北西地区

2023.12.2実行開始~2023.4.21まで  歴史の里マイスターの会 PR    坂下三遊

 

 日本列島は春夏秋冬、寺社のお祭りが有りワクワクする。七五三や豊作祝いなどの祭が多く、子供の成長を祝って赤鬼が ・・ ドタドタと家の中までやって来て・・豆まきを楽しむ風景は大和とか日本特有みたい。中には、寺宝が鬼の面と言う名古屋の大須観音があり、「福は内の発声の連続」です。豆まきに合わせ:「鬼は外」と言わない。 

 歴史の里マイスターの会ではいろんなところへ出掛ける。この会はもともと「古墳を護り、保存するために活動することが目的の会で、古墳を探って行くと神社が古墳の上に立っていることが珍しくない。古墳の本元は地域を治めた首長等のお墓と聞いている。とすると古墳の数が適切なのか? そうではないのかと考えを巡らして夜も眠れなくなる。 名古屋市名東区の北西部にある神社を尋ねて、その存在の意義を感じて見る機会とした。各会員が良く知る名東区内の建物や話題が一杯の情報には心が弾みました。

 名東区一社(地名)の貴船神社から地形は北方向に下っており、香流川・矢田川(やだがわ)へと迫る地形で、雨水の留まることを許さないようなところです。知恵をめぐらしていると、いにしえの暮らしぶりに辿り着く。名古屋市名東区の北西部にある神社を尋ねて、その存続の意義を感じてみる機会として、コースの途中にある名東区一社(地名)の小高い山頂の貴船神社から飛び入り的に参加させてもらいました。一社(地名)からずーと先の猪子石地区まで飛び入り的に参加させてもらい、広報カメラ担当をすることに。最後の時、高齢の女性が来て 神社のお話をしてくれたので、楽しい時間を持てて良かったです。何をしたくても:先達がいるに尽きる。神社に来たら首部(こうべ)を垂れることから始めるが良い。・・以下取材風景・・

 

 

貴船神社と神蔵寺(きふねじんじゃ じんぞうじ)

1.一社地区の貴船神社関連写真:貴船神社と総門

2.貴船神社(跡継ぐ子かな?)

3.上の門の門前の神々(小僧ではないと思う)

4.鐘楼(しょうろう)が 大空に映える

創建以来五百年、「龍崋山神藏寺」では5日間の法要が厳修されたとある。神社巡りなので、神藏寺の写真はありません。  コースから外れた奥に伽藍があるためにゴメン

上の碑板の ”設置版” 実際の環境(場所) 

 碑文の前にて、冷やっぽい朝の空気感のひととき。12月2日AM10:46ごろ、貴船神社での研修終了近し。

 

 石塔::数えても数えても”難渋(何重)”やねん?

塔を見上げる黄色い葉はなんだろうかナ?

石塔は何段と決まっているのかな?数えるのが大変:数え直しをみんなでやってみよう!

真っ先に首が疲れる

 

貴船神社(一社地区)の御朱印の頒布情報 令和4年分なのでご注意ください。

移動:一社駅~引山行バス(引山バス転回場へ)市バスで20分ほど

ピッカピカの市バス。新車だったろうか?

お天気 最高! まだ・・「ルンルン」

 

猪子石神明社(いのこいししんめいしゃ)

猪子石神明社の(鳥居)に到着 参拝コース(中鳥居)

猪子石神明社の参道入り口(鳥居) 鳥居の下の左側は参拝者・右側はお帰りさん。 真ん中は神様が通る道なので一般客は要遠慮です。

猪子石神明社の由緒 大物・神様が六柱の重み 重圧を感じる。

この神明社はもともと南側を東西に流れる香流川淵にあって大洪水の際に北側の上八反田(現在地)へ移転した。

花園天皇時代の猿投山中への行幸の際、休憩され、お茶に使われたとある。香流川の清水を、天皇・上皇后さまも御巡幸の際に汲み御休憩されたそうな。

 

愛知県で捕まえた龍耳蛇 七分(ななぶ:長さ18センチ)ほどの耳が付いた、2mくらいの蛇の伝説

 以下要約です。 : しっかり読みたい方は上の看板文を{虫メガネ}でお願いします。

 現在の愛知県碧海郡堤村本村にて、乾固まった八尺の蛇を見つけた。よく見ると長さ七分ぐらいの耳の有る蛇らしい。家に持ち帰ったら、明治23年の地方新聞「新愛知」に載った。その後、変遷を経て猪子石神明社の末社としてお祀りすることになったらしい。 

 耳の有る蛇が捕らえられた・・・乾固まった八尺ほどのヘビ・・などとあり、実際は難解。 絵図を見ると捕まえるまでは(生け捕り)とあるので・・・生きていた?

龍耳社扁額・・・右の写真拡大  龍耳社 全景 ::: 耳の守護神

猪子石神社にあやかったのか猪子石の遙拝所としている ↑

1.猪子石神社のオス石にあやかり オス石を祀っている。(猪子石神社にある「牡石」とは別物)

2.元気なイノシシの子供たち

3.大石神社のメス石みたいに牝石設置。(大石神社にある「牝石」とは別物)

 

 

月心寺(げっしんじ)特別に・・猪子石神明社の西側に隣接しているので、見てきました。

 

月心寺の山門
月心寺の山門

どっちかと言うと私の「独り相撲」❣

私的な都合で12月2日だった企画が尾を引いて翌令和5年2月16日の撮影となった。

 

お陰様で満開の梅の花を観賞。

何故か無駄を省いたような梅の花に逢えた。

 

お陰様で、梅の花が満開です。しっかりしている。花が咲いているから「まず撮影を」の感じで、何の花だか分かっていなかった。「カメラ覗いて確認:もう梅?」 月心寺の広場にて

1.月心寺の本堂:西面

2.月心寺の本堂:南面

 

兵ものどもの夢の跡地に建つ寺院

この「月心寺」の辺りは、その昔、豊臣秀吉のお城(猪子石城)があったと伝わる。その跡地に「月心寺」が建つ。本堂の階段前方には「月心寺の保育園?」があり、寒い日であったが、100人ほどの園児が元気で明るい大声を上げていた。その昔、豊臣秀吉の猪子石城があった頃は、秀吉はこの猪子石地区を拠点として東・南方に睨みを利かせていたと思われる。お城を築いていたくらいの地区ですから海陸交通の要衝だったと思われる。ちょうど矢田川(やだがわ)左岸の河岸段丘を登った天面にあり、重要な拠点として位置づけていたことでしょう。今は,昔の面影はゼロだが、園児の笑顔と可愛い声がいっぱい・沢山の質問をいただき良かったです。

 

 

 

猪子石神社 (いのこいしじんじゃ:住宅街に囲まれている)

 名東区香坂地区内の牡石現物 長径 約90㎝
 名東区香坂地区内の牡石現物 長径 約90㎝

猪子石:牡イノシシの形をした石 

いのこいしは周辺の原っぱをコロコロと走り回つていた子供のオスイノシシが可愛いと評判になっていたが亡くなつた折、すぐ近くにオスイノシシの姿に似た石があったので、そこに祀った伝説。

1.上部中央にオスの猪子石

2.オスイノシシの解説

3.住宅街より、一段高い。うっかりで触っても::許さぬ!!

 

 

 

和 爾 良 神 社(わにらじんじゃ・かにらじんじゃ?)

武内宿禰の子孫が安土桃山時代に創建した神社。学問・五穀豊穣・長生きにご利益。

1.鳥居の天辺額には和示良(かじら?)・・高いところでは見えぬからか❓

2.由緒書も和示良 (かじら?禰の略字?)

3.脇の標柱には 和爾良(かにら)和爾良 を鳥居の高いところに書くと真っ黒で読めないだろうとの心使いかな・・石工が間違えたかも(妄想)

4.参拝「かじら」でもわいわい入れば怖くない・・いつもの通り

5.(わにら・かにら・かじら)いろいろと考えて見たが正解は不明。社務所隣の郵便受けの表示だから一番確かでしょ !

6.繁忙期以外は不在かしら?他の街にも同名の神社があるし

1.正月飾り・・

2.正殿の(客間)

3.神社巡り勉強会講師の解説 歴史の里マイスターの会の会員たち

4.本殿と諸社

5.奇妙な根っこ飾り

同じ木の根っ子のところだが狙うところに応じて面白い構図を見せてくれることがある。不思議な雰囲気を醸し出してくれるし、何回もみたくなるところで、面白い。見方によっては、身に着けて見たいようなデザインサンプルのようにも見えてくる。この3点は、晩秋; 初春;のタイムスリップがある。よーく見ると”時代を繋ぐ新芽”が笑っている。

6.和爾良(カニラ)神社は11メートルほどの河岸段丘上にあり、後ろ(北)の背の方は森のようになっている下の白いところは舗装道路沿いの歩道。

7.11メ~トルの段丘に雑木がはびこる。スダジイが多い。多量のドングリが落下まかせ

8.上の隙間辺りから転落したらコンクリート壁を超えて下の舗装道路まで落っこちる。命の保証はない。

9.1.5メートルのブロック塀道路沿いのブロック塀の先端(ロープ)で注意喚起落ちると痛い:死ぬかもね。

 

 

大石神社(おおいしじんじゃ)

立札 : お触れ

 

 旧暦十月の亥の日に、各地の農村では、「猪の子」を祝う年中行事が行われていた。  この地には、猪によく似た自然石があることから名所となり、亥の子信仰とも結びつき、(いのこいし)と言う地名になったと言われる。

 ここ大石神社に祀られている牝石は、小石が付着しているところから「子持ち石」 とも呼ばれ、安産の神として信仰されてきた。・・・名古屋市教育委員会   

読みくだし

名古屋市名東区山の手1丁目(牝石)メス石 新しい情報では、○○鉄分が含まれると言う。

牝  石(めすいし) 全体がボロボロ調 (さざれ鉄石の如し)
牝 石(めすいし) 全体がボロボロ調 (さざれ鉄石の如し)

全体がボロボロ調 (さざれ鉄石の如し) 触ると危ない!?・・・ 危険性不明

 撮影時、高齢女性が一人やってこられた。清掃し、お賽銭を挙げた。

定期的にやって来るらしく、この神社に詳しい。穏やかで、ゆったりとお話ししていました。。丁寧でした。

 

周りのゴミ拾いをして、帰られた・・ おんな守り神のようでした・・

 

 

周りにある石柱は、私たち(同僚)の専門用語でいうと:円筒埴輪のごとし 全5体 西側に1列に設置されていました。

 

研修参加の歴史の里マイスターたちへお疲れさまでした。あったかくなった季節にお知らせしました。