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5月9日 クリーンアップ活動(企画チーム)

    風薫る5月というが、まさにそんな気候だった。

新緑(というより、もう少し濃くなった緑)が目に眩しく、ちょっぴりひんやりとした風が爽やかだ。

 

    勝手塚古墳に集合し、今日の清掃範囲や時間配分をクリーンアップ担当のSさんから聞いた後、それぞれ火バサミとポリ袋を持ってゴミ拾いに出発した。

    下見をしたSさんの話では、あまりゴミはないということだったが、いやいやそんなことはない。街路樹の根元、側溝の中、歩道の脇などに、パンや菓子の袋、吸い殻、飲料缶やペットボトルなど多数落ちており、みるみるうちにポリ袋がいっぱいになった。

 

 勝手塚古墳からしだみゅー(体感!しだみ古墳群ミュージアムの略称)の西側を歩き、大久手池を半周回って白鳥塚古墳へ向かった。

    道すがら、先輩会員から古墳ガイドにも使える様々な話が聞けた。現在も残る江戸時代の道、大久手4号墳が古墳か否か、マイスターの会初代会長のご自宅だった場所、考古学好きだった村長さんの話、羽根古墳周辺から見つかったら銅剣の話‥…清掃活動でありながら勉強になった楽しい時間だった。

 

    しだみゅーに到着後、館長に清掃終了を報告し、担当Sさんのあいさつで解散になった。

 帰り道、駐車しておいた勝手塚古墳まで歩く。

 正午に近くなり気温は上がったものの、変わらず風は爽やかだった。

 ゴミ一つない歩道を歩く足は軽やかで、心の中にも爽やかな風が吹いているようだった。